かお
鼻先がつんととがった、ハツカネズミなどに似た顔かたちです。目は大きく、上下の縁に白い毛がアイラインのような柄を作っています。耳は肉が薄く、無毛に見えるところにもごく短い毛が密生しています。喧嘩でかじられることがあります。細く長いひげがあります。頬袋はないようです。
あし
前足は短いけれど器用で、餌を両手や片手で持って食べます。後ろ足は指が長く接地面積も大きく、太ももがよく発達してすぐれたジャンプ力を備えています。掌、足の裏は毛がなく、滑り止めなのか、小さくつるつるした突起があります。
しっぽ
胴とほぼ同じ長さのしっぽは、ハツカネズミのように無毛に見えますが、よく見ると短い毛が密生しています。緊張したとき、警戒しているときなどに、背中の上にくるりと巻き上げて高く掲げることがあるようです。喧嘩などでかじられてしまうことがあります。
縞模様
縞模様は、毛皮だけでなく地肌にもあります。生まれたときから縞模様です。後頭部から背中にかけては縞模様ですが、腹側には白い毛が密生します。
陰嚢
生後1ヶ月ぐらいから、雄は陰嚢がはっきりと目立ってきます。写真は繁殖も経験した成獣。子どもの頃はまんまるだったのが、後ろに突き出してよく発達しています。
大きさ
体長は、胴長6~9cm、尾7~10cmぐらい。尻尾のほうが胴長より長いかな。あまりサイズに差のないペアの体重を計ってみると、雌100g、雄90gでした。体型がスレンダーなので、見た目はあまりボリュームを感じません。雌の成獣を「小柄な成人女性の手」に置くとこんな感じ。