あたくしのウッディな別荘

木製の小屋をかじりたおすスナネズミの画像

あたくしの細腕からは想像もつかないでしょうけれど、じつはDIYもお任せなのよね。特にせっかくプレゼントしてくだすったおうちやインテリアがちょっとアレなときは、あたくし自身がかじってリフォームするわ。ご遠慮なさらずどしどしお届けくだすってよろしいのよ。

保護者の所見
齧歯類によくある「歯が一生伸び続ける」ひとなので、いっくらでもかじってください。動物病院で切ってもらうとお札が飛んで行くんだもん。

あたくしのサンディな別荘

砂浴びケースに入ったスナネズミの画像

砂を見ると血が騒ぐのはスナネズミのサガね。いつもは貞淑なあたくしも、あられもない姿で砂をはねあげて、しばし狂乱のひとときを過ごすの。あたくしのおうちがケージじゃなくて水槽なのは、このちょっぴり危険な砂遊びが原因らしいわ。おいしいヒマワリの種をときどきここに隠すんだけど、砂がふかふかになるたんびに消えちゃうのはなぜ?

保護者の所見
砂を取り替えると、新しい砂に喜びつつも、埋めたはずの宝物がなくなって腹が立つようで、大変激しく砂遊びします。

あたくしの本宅

床材に掘った穴から顔を出すスナネズミの画像

これがあたくしみずから施工した本宅。スナネズミたるもの、自分の巣穴ぐらい自分で作れなくちゃ、ただのシッポに毛の生えたネズミだわ。ほんとはお食事室やお手洗いも作りたいんだけど、こう土地が狭くちゃねぇ。ま、地代もばかにならないんでしょ、貧乏なご主人ちゃまのために我慢してあげてよ。

保護者の所見
気づいたときには穴居していました。あのう、買ってあげた小屋は…? 床材を口に入れて運ぶので、清潔にしておいてあげたい(希望)。

あたくしの正餐室

台所用ステンレス棚で食事するスナネズミの画像

あたくしの典雅なお食事のひとときは、都会的なデザインのステンレス製ロフトではじまるの。おいしいものは砂場に隠したり、セカンドハウスでゆっくり味わったり。おなかが満たされたら、さぁ残ったごはんを隠さなくっちゃ…ってなにようこれぇ!! おがくずとか下に降りて取ってこいっていうのぉ!? ぷんぷん。

保護者の所見
スナネズミ全般に、餌入れに巣材をわざわざ入れる癖があるそうです。カヤノは餌隠し行動も併発しているので、餌入れの置き場所を「埋めようがないところ」にしてあります。不満そうです。

あたくしのシュレッディング

トイレットペーパーの芯をばらばらにするスナネズミの画像

特技のひとつやふたつ、スーパーペットアニマルたるあたくしたちにはあって当然ですことよ。まずは見事なシュレッディングぶりをお目に掛けるわ。今お気に入りなのは、かじりごたえのあるトイレットペーパーの芯ね。30分もあれば立派な巣材にして差し上げてよ。チラシもティッシュもカヤノにおまかせ。どうお、リサイクリングでエコロジカルな特技でしょ。

保護者の所見
底材が切れちゃったら、不潔なのを使い続けるよりも、チラシを破ったのなんかを入れてやったほうがいいみたい。パリパリやってストレス解消しつつ、底材も自分で作ってくれて助かります。

あたくしのジャンプ

ジャンプして水槽のふたにしがみつくスナネズミの画像

モンゴルの草原で、あたくしの野生の仲間たちはそれは厳しい暮らしをしているの。足の速さとジャンプ力が、我が身を守る強~い武器なんだわ。いまは囲われものの身をかこつあたくしだけど、ほら、野生の血潮はたしかにこの身を流れているの。

保護者の所見
夜中にガコン!とかゴガン!とかすごい音がしたあと、カリカリ、ストン、トタタタタタ…とか聞こえたら、それはカヤノが脱走した音。乗せただけのフタは開けてしまうので重しを忘れずに。水槽の外にはしごをかけておくと、おなかがすいたころ朝帰りします。

あたくしのインテリアコーディネート

砂浴びケースを巣にしちゃったスナネズミの画像

安物買いの銭失い、ってご存知? あのウッディな別荘だけど、もうただの木の枠になっちゃってるわけ。ま、あたくしはご主人ちゃまの財力をよーく知ってるから、次からもうすこしよい品を心がけてくだされば、それでよろしくてよ。次の別荘を買っていただけるまで、このサンディな別荘のインテリアコーディネートにこってみてるわ。ぱりぱり。

保護者の所見
木の小屋、かじり尽くされて分解、っていうか四散しました。ワクだけじゃ落ち着かないみたいで、今度は砂浴びケースに床材を運び込み始めました。ココナッツシェルも入れてやったら、そっちも巣材でいっぱいにしてしもうた…。そんなにぎっしり詰め込んだら入れないぢゃん!

あたくしの見張り

流木の上で立ち上がったスナネズミの画像

いくら志は高くとも、あたくしたちは所詮小さなねずみ。日々身の回りの警戒を怠ることはないわ。さあ、今日も見張りよ。むっ! 怪しい気配。地面を足で打ち鳴らして、仲間たちに危険を知らせなくちゃ! …なによまたご主人ちゃまじゃないの。挙動不審はやめてちょうだい。ぷんぷん。

保護者の所見
「とととととととん!」という足踏みの音を聞き慣れてしまいました。カヤノの水槽を見ると、こっちをじーっと睨みながら、警戒音を出している…。育て方間違ったかなぁ…。

あたくしの午睡

砂浴びケースでおなかを丸出しにして寝るスナネズミの画像

毎日優雅なシエスタのひとときを持つのがあたくしの美容の秘訣。邪魔だてなさると…足踏みするわよ。

保護者の所見
たいてい床材に掘った「本宅」で寝るのですが、稀にこんな無防備な寝姿を見られることも。たぶんこの日は暑かったんでしょう、ひんやりした砂の上でごろごろしていました。暑さと湿気を嫌うそうですが、初めての夏は、熱帯魚のためにつけっぱなしのクーラーのおかげで、快適に過ごせたようです。