咲いた花はいつか散るもの。

散る花の女神(画像)

Windiws 版 Photoshop 用の「Painter-Brashes」というブラシを入手した。そして“絵筆王”樹ムラヒロ木さんに、Photoshopで不透明度を下げて塗るとペインターっぽくなるという技も教えてもらった。さっそく試してみるのである。

おお! たしかになんとなくPainterっぽい塗りごごち。Photoshop の持ち味の透明感はどうしても出てしまうが、タブレットのペンを払ったときのヌケ具合は、かなりアナログな筆の雰囲気だ。透明感を持たせたい人物と散る花びらをPhotoshopで塗り、春霞の空とぽってりした枝垂桜の背景を Painter Classic で塗ってみた。ま、実際に人物と花びらを透けさせたのはレイヤーの不透明度なのですけども。あ、服の模様は素材集の写真を加工したものですからね。

今回の気の毒なモデルさんは、古事記に登場する木花知流比売。大山津見神の娘で、有名な木花之咲耶姫とは姉妹にあたる。咲耶ちゃんばっか有名なので、咲いた花はいつか散るものよ!ということで知流ちゃんの知名度アップを願いつつ描いてみた。須佐之男の義理の娘で大国主の祖先なんだからけっこすごいんだぞ。

制作日
2002-02-24
画材
鉛筆、Painter Classic1.0、Photoshop6.0

book data

題名 / 収録物
「古事記 日本古典文学大系新装版」 岩波書店 (amazon.co.jpで ISBN:4000044869を見る

このページの記事はここまでです。U このページの最初へ