やっぱ顔でしょ!
顔のおもしろい魚、というのがいるのだ。
うおぅなんちゅうおもろい顔の魚や!と思って連れて帰ったのが、上のクテノプス・ノビリス。キノボリウオや闘魚で有名なグループの、ちょっと代表的でない仲間である。枯葉のような風体で、ティアドロップ型の瞳がくりくり動き、おちょぼ口かと思いきやみよーんと伸びてあくびしたりする。
白地に黒水玉の魚はピクタス。流線型でびゅんびゅん泳ぐ姿が戦闘機のようなかっちょいいナマズだが、よく見るとウルトラマン顔である。
黄色に虎縞のはダーターテトラ。つんととがったちっちゃな口、大きな目がきょときょとしているところが、なんだか小鳥チック。つつつーっと動いてぴたっと止まってホバリングしたり、ひれの3点支持で底砂に立ったりするところも鳥っぽい。
顔と尾びれの赤いのが、レッドフィンレッドノーズ、ってそのまんまの名前だ。ミャンマー産のコイの仲間。特に顔つきが笑えるわけではないが、これで顔が赤くなかったらなーんの面白みもなかろうなぁ。
- 制作日
- 2000
- 画材
- Gペン、耐水カラーインク、水彩絵の具、ワトソン紙
- 掲載物
- 楽しい熱帯魚 2000年5月号
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