姫様の耳は馬の耳。

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午年だからとゆーても馬耳娘なんて初めて描いたよ。西洋神話風にしてユニコーンなんぞ添えちゃうとおさまりがよいのだろうが、そこはそれ、和風好きだものでついつい着物なんぞ着せてしまってもー収拾つかないナリ。雪女でもないのにミニの着物も珍しい。雪女ならミニの着物でいいのか…永井豪おそるべし。着物の柄がすごいでしょ。さすがに素材集使いました。かしこくなっちゃって駄目ね。…あと馬耳娘って馬耳東風に似てるわね。

ちょっとだけ設定あり。武勇を尊ぶ馬の目国で、ちーとも強くないお姫様が生まれてしまった! 試しの神殿の奥で神馬に武勇を認められなければ、国外に追放されてしまう…。姫はひとり神殿へと旅立つのだが、末娘にめろめろの父王は、ひそかにボディーガードとして翔馬少年を従わせる。ところが行く先々で、強くない=尊敬されないはずの駒姫は、もーもてはやされて大変。そう、馬の目国の無骨な人々も、心和む「萌え」の魅力に気付き始めたのだ。人々の協力で無事神殿にたどり着いてみれば、神馬もまた生まれたばかりのかわいい我が子にもー萌え萌えだった…。

「馬の目国」の命名は、安部公房の短編小説「鉄砲屋」(新潮文庫「水中都市 デンドロカカリヤ」ISBN:410112079 所収)によりました。

※2002年年賀状用イラスト

制作日
2001-12-30
画材
Gペン、Photoshop6.0

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名前
駒姫 / Koma-hime
参考
従者の翔馬くん

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