表情の読めないリアルなウサギ像。

ドッグレースで先導役を務めるウサギ(現在はロボットが代走しているらしい)にめっぽう足の速いのがいて、飼育係までがついつい犬よりウサギに注目してしまう。無事に逃げ切った回数だけ、彼の耳には星型のパンチ穴が開けられ、「小さな軍馬」の異名を取る人気者に。そしてその星がずらりと並んだある日、飼育係は彼をそっと野に放したのだった。
とだいたいこんな話だったかな? ちっともかわいらしくない、決して飼いならされない野生の塊のようなウサギ像が新鮮であった。
- 制作日
- 1988-08-18
- 画材
- Gペン
- 掲載物
- 個人誌
book data
- 作者 / アーティスト
- E.T.シートン
- 題名 / 収録物
- 「灰色グマの伝記」 集英社文庫 (amazon.co.jpで ISBN:4087600289を見る)
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